故人様はいつも笑顔を絶やさず、明るく、お元気で、ハツラツとし、おしゃれな方でした(こちらは故人様を知る富明のスタッフ達が感じていた印象です)
ご一緒に「トミアキ友の会」主催の旅行に出かけ、私たちスタッフに気兼ねなく声を掛けて下さいました。
お料理を召し上がりながら楽しくお話をしたり、カラオケで歌ったりした日々がとても懐かしく思い出され胸が熱くなりました。
思い出コーナーにはトミアキ友の会主催の日帰り旅行の写真、ペン字集を展示させて頂きました。
こちらは生前、故人がご趣味で習っていたペン字です。
こちらも思い出コーナーへ展示 ⇩ 名言や格言をなぞるペン字集です。
何が幸せかわからないです。
本当にどんなに辛いことでも、それが正しい道を進む中での出来事なら、
峠の上り下りもみんな本当の幸福に近づく一足ずつですから。
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」より
この世にはいろいろの不幸がある。
しかしその不幸からよきものを生み出そうとし、又生み出し得るものは賢い人である。
与えられたる運命を最もよく生かすということは人間にとって大事なことである。
武者小路実篤
宮沢賢治や武者小路実篤の名言… 他にもたくさん… すべて心にしみる言葉です。
きっと、1文字1文字なぞりながら…
自らの生き方や、人生について考える事もあったのではないでしょうか。
↑ 故人が書いたネコヤナギの絵手紙と可愛がっていた猫ちゃんの写真。
故人のお孫さん方が「おばあちゃんにお化粧をしたいのですが…」とおっしゃり
生前使用していたファンデーション、口紅、ほほ紅をさして下さいました。
女子のお孫さん方は、泣いたり、笑ったり、にぎやかに思い出を語りながらおばあちゃんのメイクを完成させていました。
メイクが整ったお顔は私たちが知っているハツラツとした生前のお母様の印象でした。
何か、温かなぬくもりにあふれたご家族だな… と感じました。
弔辞(お別れのお言葉)はお孫さんがやって下さいました。
おばあちゃんとのたくさんの思い出を涙ながらに語って下さいました。
生前おつきあいのあった方もお参りに来て下さいました。
様々な出会いがあり ご縁があってかかわって来た方々が…
最後に亡き人を想い、手を合わせて行かれました。
とてもオシャレでいつも素敵なお洋服を召されていた故人様…
納棺時には故人がお気に入りだったブラウスやジャケットやスーツなどを添えました。
悲しみの中にあるのですが、家族や友人が集い亡き人を偲ぶ事で死を受け入れるきっかけになるのでは… と思います。